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2021年07月14日ブランディング今日から実践シリーズ!!「ゼロ怪獣」の倒し方

プロジェクトを進めていくなかで出現するネーミング決定を阻む怪獣たち。
どれも手ごわい敵ばかり。あなたも出くわしたことがあるのではないでしょうか?
そんな怪獣たちに立ち向かうためには相応の装備を身に着けておく必要があります。
怪獣のパターン別に有効な武器をこれまでの経験を踏まえて解説していきます。

西岡:ネーミングセミナーではネーミングを阻む5種類の怪獣として紹介しています。
次の面々ですね。「ゼロ怪獣」「ピンとこない怪獣」「スネスネ怪獣」「モノ忘れ怪獣」「最強のラスボス」 。

―――セミナーでも非常に共感されていらっしゃる方が多いですよね。

西岡:そうですね。我々の実体験がベースになっているので、共感される方は多いですね。

―――改めて、怪獣1体ずつ倒し方をご紹介していただきたいのですが・・・

西岡:わかりました。まずは「ゼロ怪獣」です。これはプロジェクト終盤になって登場する事が多いですね。
必殺技は「もう一回、ゼロから考えてみない?」。

―――なんだか、正論っぽいニュアンスも感じますが・・・?

西岡:だからこそ「もう一回、ゼロから考えてみない?」と言う側は「いいこと言ったな」感を持っちゃいますね。

―――確かに、すごく的確にいいこと言った感はしますね。

西岡:プロジェクト序盤や中盤であれば有効かもしれませんが、プロジェクト終盤でのこの発言は、まさに怪獣の一撃です。

―――と、言いますと?

西岡:プロジェクト序盤や中盤の、ネーミング案が出ずに煮詰まった場合では「キーワードや方向性などの考え方をリセットして考え直さない?」
つまり「別のルートも考えてみない?」と言う意味で実際、状況を打破する有効な手かもしれません。
一方でプロジェクト終盤、ネーミングを決定する局面でのこのフレーズは今までプロジェクトメンバーが費やしてきたプロセスや労力をまさに無に帰すフレーズです。

―――ゴール直前での「振り出しに戻る」ですからねぇ・・・・・・

西岡:その通りです。担当者としてはプロジェクト終盤でのこの一言はなかなか強烈なダメージです。

―――どのような対処法があるのでしょうか?

西岡:意外とシンプルで強気に「いや、ここまで一定のプロセスを経て来ておりますので、このまま進めたいと思います!」
と伝えると「あ、そう」と一言で終わったりします。

―――いやいや、なかなかそんなに強気で言えないですよ・・・

西岡:強気なこの熱意は重要ですよ。とはいえハードルが高いという方は、
本当にゼロに戻すのではなくネーミングの要件定義を明らかにして、ギリギリ戻っても何とかなるという撤退ラインを敷きます。
つまり、候補となっているネーミング案のなかで「これは捨てがたい」というポイントを要件定義として設定しその条件でもう一度考えてみましょう。
ということであれば、ある程度再制作の作業のボリュームも限定的になります。

―――完全に戻るのではなく引き返せるラインを明確にするのですね。

西岡:要件定義を明確にして作成するプロセスを経ていれば、引き返せるラインは明確になるはずです。
まあ要するに、なんとかごまかして「ゼロまでは戻さない」っていうことなんですけど。

―――やはり、作成プロセスが重要になってきますね・・・他にポイントはありますか?

西岡:実はこういった発言をしそうだなと思う方は、おそらく前科もあるので予想がつくことが多い。
だから事前に情報共有したりして、つまり根回しして、そういう発言をさせないように準備することが最も効果的だったりします。

―――未然にこの発言を防ぐ立ち回りが重要なのですね。大変参考になりました。

さて今回は「ゼロ怪獣」とその撃退法について解説いただきました。
次回は「ピンとこない怪獣」についてお話いただきます。