レポート新gTLD/ブランドTLDセミナー
- 日時
- 2016年9月7日(水)
- 内容
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gTLDの導入プロセスを大幅に緩和する方針が承認され、2012年初頭に新たなgTLDの受付が行われました。最終的に1,400種類以上の文字列が新しいgTLDとして申請され、これらを「.com」等既存のgTLDと区別するために「新gTLD」と呼んでいます。
新gTLDの種類は大きく「一般文字列TLD」(.xyz等)、「地理的名称TLD」(.tokyo等)、企業名やブランド名の「ブランドTLD」に分かれます。
今回のセミナーでは、次回の新gTLD/ブランドTLDの募集に向けて、新gTLDの概要、前回の申請から委任までの経緯および特にブランドTLDの現状および最新の動向についてご案内いたしました。
≪講義内容≫
前回の新gTLD/ブランドTLDの申請から委任までの概要
次回新gTLD募集に向けてのICANNの動向
ブランドTLD申請者の分析
ブランドTLDの最新の動向~使用状況および使用例を踏まえて~
- 講師
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村上 嘉隆(むらかみ よしたか)氏
2002年より、ドメイン名関連業務に従事。gTLD及びccTLD全般の登録・管理業務を経験し、その後ドメイン名の知的財産コンサルタントとして日本及び海外の企業が運営するドメイン名のコンサルティングを行う。2011年以降、ブランドTLDのコンサルタントとして、24のブランドTLD申請に従事。2016年1月、株式会社日本レジストリサービス入社。
2008年から、ICANN会合に継続的に参加しており、ドメイン名に関する国際動向にも明るい。2016年現在、ICANNにおいて、次回の新gTLD募集に向けたポリシー策定を行うワーキンググループ(New gTLD Subsequent Procedures PDP WG)のメンバーをつとめている。
【株式会社日本レジストリサービス(JPRS)】
ドメイン名の登録管理とドメインネームシステム(DNS)の運用を中心としたサービスを行う会社。2000年12月26日設立。日本に割り当てられたccTLD「.jp」の登録管理組織であり、JP DNSの運用を行っている。また、国内外のドメイン名の最新動向やDNSの技術情報の発信を行っている。「.jp」の登録管理組織として、インターネット基盤資源のグローバルな調整を行うICANNの活動支援、インターネット関連技術の国際的な標準化を進めるIETFの会合での各種技術提案など、さまざまな活動を行っている。2012年の新gTLDの募集では「.jprs」の申請の他、ブランドTLDの申請・運用支援を行った。