首都圏を中心にショッピングセンターを運営するアトレは過去にドメイン「atre-club.jp」を会員向けのWebサービスに使用していました。しかし、同ドメインがサービス終了後に何かしらの理由で失効し、その後第三者が取得、不審なWebサイトへ誘導される状況となっていました。

現在上記ドメインはSuspended [廃止中] のステータスにあり、アクセスはできないようですが、自社が発行のカード裏面のQRコードに本ドメインを使用したURLに紐づけられていた事もあり、 同社はホームページ上で注意喚起を行うなどの対応に追われたようです。

本件に限らず過去に使用していたドメインが第三者に悪用されてトラブルになるようなケースは他にも多数発生しています。企業でリスク管理を担当されている部署におかれましては、自社で使用している（更には過去に使用していた）ドメインを調査・把握するとともに、それらを安易に放棄しないよう自社のドメイン管理体制を見直される事をお勧めします。