2025.05.13IPトルコ:商標に関する新たな料金体系を導入
トルコ:商標に関する新たな料金体系を導入
トルコ特許商標庁(TÜRKPATENT)は、商標に関する料金体系に大幅な改定を導入した。
この改定は、更新料を従来の固定制からクラス数に応じた段階制へ移行すること、第35類における小売・卸売役務に対する新たな料金体系の導入などである。
商標の更新に関して
従来の固定料金制に代わり、更新料は区分数に応じる方法に変更された。
新制度では、2クラス目までは固定料金が適用され、それを超えるクラスについては1クラスごとに追加料金が発生する。
これまでは、登録商標のクラス数にかかわらず、同一の更新料が課されていた。
この新たな制度の導入は、実際の事業活動と無関係な商標の更新を抑制し、未使用の商標に対する第三者の登録・使用の機会を拡大することを目的としている。
第35類における小売・卸売の役務
第35類の小売・卸売役務に関しても新しい料金体系が導入された。トルコの小売・卸売役務の指定においては、対象となる具体的な商品を明記する必要がある。
それら商品の区分数に応じたオフィシャルフィーが追加されるため、オフィシャルフィーが変動するようになった。
[出典:TURKLEGAL]
最新のIPニュース
- タンザニア:輸入品は商標権を税関に登録することを義務化2025.09.24
- 中国:《商標登録出願の迅速審査に関する実施弁法》公布2025.09.24
- ネパール:産業局による出願係属中および登録商標に関する通知2025.09.09
- OAPI:判例データベース「OAPI LEX」が始動2025.09.09
- 中国:《登録商標の連続三年間不使用による取消申請》に関するガイドラインの改訂2025.08.26
- アメリカ:不正に出願された5万2,000件超の商標出願・登録を抹消2025.08.26
- カタール:デジタル化への移行を開始2025.08.26
- ザンジバル:オフィシャルフィー改定2025.08.26
他カテゴリのニュースを見る