商標審査及び審理のプロセスを規範化し、商標審査および審理の各段階での法律適用の統一性と標準執行の一致性を確保するために、国家知識産権局は 「商標審査及び審理指南」を制定することを決定し、意見募集段階を経て 2021年11月22日に正式に公布し、2022年1月1日より発効する。現行の「商標審査及び裁判基準」は同時に廃止される。
「商標審査及び審理指南」は、上・下 2 編に分けられており、上編は方式審査および事務処理に関する内容で、下編は実体審査に関わる審理 ・審査の基準 ・規則となり、内容構成は以下の通りである。

上編 方式審査および事務処理編
第一部 商標出願の方式審査
第二部 商品役務と商標検索要素の分類
第三部 その他商標業務の審査
第四部 マドプロ商標国際出願の審査
第五部 商標出願の事務処理

下編 商標審査及び審理編
第一章 総論
第二章 使用を目的としない悪意のある商標登録出願の審査及び審理
第三章 商標として使用してはならない標章の審査及び審理
第四章 商標の識別的特徴の審査及び審理
第五章 商標の同一、類似の審査及び審理
第六章 立体商標の審査及び審理
第七章 色彩組合商標の審査及び審理
第八章 音商標の審理及び審査
第九章 団体商標、証明商標の審査及び審理
第十章 他人の馳名商標の複製、模倣又は翻訳の審査及び審理
第十一章 被代理人又は被代表者の商標の無断登録の審査及び審理
第十二章 特定関係者による他人の先使用商標の抜駆け登録の審査及び審理
第十三章 商標代理機構による商標登録出願の審査及び審理
第十四章 他人の先行権利の侵害に関する審査及び審理
第十五章 他人が既に使用している一定の影響力のある商標の抜駆け登録の審査及び審理
第十六章 欺瞞的な手段又はその他の不正手段により取得された商標の審査及び審理
第十七章 登録商標取消案件の審査及び審理
第十八章 《商標法》第五十条の審査及び審理
第十九章 審査意見書
出所:CNIPA