商標登録出願の審査が長く停滞しているベネズエラの特許庁であるが、最近になって改善がみられるようになってきた。
その要因としてコロナ禍の期間に集中的にデジタル化を行い、電子出願が可能となった事が挙げられる。
その結果、審査速度も向上してきた。
また審査官の数も増やし停滞案件の審査着手にも意識を向けている。
実際に公告も毎月行われるようになり、数年停滞していた案件に進展がみられるようになってきた。
しかしながらまだ審査が止まっている案件数が多く、特に原紙で出願した古い案件に停滞傾向がみられる。
このような状況下においてより早い登録を得るためのバックアップ措置として、電子で再出願する企業が出始めている。