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2023.02.28IPイラク:ラテン語の出願にアラビア語音訳の記載が必要


イラク:ラテン語の出願にアラビア語音訳の記載が必要

イラク商標庁は、ラテン語で記載された商標出願に、そのアラビア語音訳を明記しなければならないと発表した。
これは、現在審査中の出願及び2023年1月2日以降の新規出願に適用され、イラク商標法で義務付けられているにも拘わらずアラビア語音訳の併記を要求しない商標庁の従来の慣行を是正するものである。

商標のアラビア語音訳を記載することが必要になったものの、アラビア文字への音訳には課題がある。
VやPのようにアラビア語に相当する文字がない場合、次善の策で代用するか(VはF、PはB)、アラビア語に最も近く、アラビア語を話す人々が広く理解しているペルシャ語から文字を選ぶのが一般的な方法である。
したがって、消費者が商品や役務の出所を明確に認識し、イラクでのブランド構築を行うには、正しいアラビア語版の商標を登録することが求められる。
商標のアラビア語音訳を登録するもう一つの利点は、紛らわしいほど類似したアラビア語音訳を使用、登録しようとする第三者に対して、商標権を行使する際に生じる問題を、軽減できる点にある。
イラクやその他のアラビア語圏の場合、共通の言語であるアラビア語の方が商標権を行使し易いという側面もある。


[出典:Saba & Co. Intellectual Property]


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