2025.08.13IPバミューダ諸島:商標法改正(2025年8月)
バミューダ諸島:商標法改正(2025年8月)
延期されていたバミューダの改正であるが、2025年8月1日より、新しい「商標法2023」が正式に施行された。
これは、バミューダの知的財産制度改革における重要な節目となる。
新法は、時代遅れとなっていた1974年法に代わるものであり、より最適な国際的な実務に近づいた、近代的な法制度である。
<新法の主な特徴>
・多区分制度の導入
・証明商標および団体商標の導入
・色彩や音などの非伝統的商標の導入
・それぞれ異なる権利を付与していたA/B区分登録制度の廃止
・初回の登録期間が7年から10年に変更
・更新期限が14年から10年に変更
・パリ条約に基づく優先権の主張を認める規定、ならびにマドリッド協定議定書を通じてバミューダを国際登録の指定国とする規定(ただし実際に運用されるのは、バミューダがこれら2つの国際条約に加盟した後となる。)
[出典:Spoor & Fisher, Caribbean IP]
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