ベネズエラでは、オフィシャルフィーについて、政府が定めた為替レートに基づき計算された米ドルで支払いが求められるが、このほど、この米ドルによる支払受付を一時停止することを商標庁が発表した。 これは2018年01月29日に政府が公布した新為替取決第39号により、海外出願人について更に高額な為替レートが発表されたことが原因である。 ベネズエラ政府が定める為替レートは、もともと現状を無視したレートであるが、これについて当初商標庁が同意せず、同庁のオフィシャルフィーを新レートに併せて設定しなかったと思われる。 このためベネズエラ商標庁は2018年02月02日付で、関係者に対して為替取決に併せた新しい料金表を設定するまで支払を中断するよう通知したものである。 以上の状況から、今後新しいオフィシャルフィーが発表され、それに併せて支払期限も通知される見込みであるが、代理人は恐らくこの期限はかなり短いものになると予想している。 進展が在り次第、IPニュースでもお伝えする。