ミャンマー商務省は2020年08月28日付で省令第63/2020号を発し、商標に関するオンライン出願を2020年10月01日より開始することを発表した。
このシステムは以下２つのフェーズから成る。
第1フェーズはいわゆる「ソフトオープニング」といわれるもので、従前の商標所有についての登録された宣言（registered Declaration of Trademark Ownership）を有する者、又は新法施行以前から商標を同国において使用していたことが立証できる者のための再登録期間となる。
第1フェーズは約6か月と予想される。
次いで既存登録を持たない者も出願可能となる第2フェーズ、いわゆる「グランドオープニング」となるが、2021年04月01日から開始が見込まれている。
ミャンマーはソフトオープニングの期間に先使用から先願主義を採用し、ソフトオープニング期間に商標を再登録できた者は優先権が与えられる。
優先権は再登録の申請が正式に受理された日から開始となる。

但し、上記の通知は発表されたものの、まだ申請用のURLも発表されておらず、未確定な部分も多い。
新たな進展があり次第、続報をお伝えする予定である。