被告人は、大連市の衣料品卸売市場において、オンラインで購入した「Adidas」及び「Nike」の模倣品を販売していた。
その事件の判決が大連市のXigang地区人民法院で決定し、被告人は、懲役3年に処せられ(執行猶予5年)、詐称した登録商標を付した商品を販売した罪で33万元（約526万円 2021年1月5日レート）の罰金を科せられた。
被告人は2016年5月から2019年11月4日まで、オンラインや速達郵便等で登録商標「Adidas」及び「Nike」を付した模倣品を購入し、大連市の衣料品卸売市場で販売した。
2019年11月4日、警察組織がブース及びその倉庫において、「Adidas」及び「Nike」が付された衣料品及び靴を5126点押収した。
商品の平均販売価格に基づく算出では、656,528人民元（約1046万円 2021年1月5日レート）に相当する。
模倣品を販売した被告人は、警察に自首し自らの犯罪を自白した。

大連の人民法院は「登録商標を詐称した商標であることを知りながら販売し、その金額が大きい」として刑法第214条などに基づき、被告人に懲役3年（執行猶予5年）と罰金33万元の判決を言い渡した。
人民法院は、詐称した登録商標を付した商品を販売した罪について、検察機関が被告人を告発した事実は明らかであり、証拠は信頼性を備えているとし、刑法第第23条、第52条、第64条、第72条、第73条なども有罪の根拠とした。