2021.10.26IPカザフスタン:履物への電子ラベル表示を義務化
カザフスタン:履物への電子ラベル表示を義務化
カザフスタンでは、2021年11月1日から靴に電子ラベル表示が義務化される予定である。
その日からラベルのない靴の生産と輸入は禁止されるが、小売業者は2022年11月1日までラベルのない靴の販売が認められる。
すべての製造業者および輸入業者は、ラベリングシステムを使用し、商品に関する情報を入力してデータマトリックスコード(Data Matrix codes)を生成する必要がある。
これらのコードは、ステッカーやラベルを使って製品に貼り付けられる。
輸入された製品は、他国の生産拠点またはカザフスタンの税関倉庫で、税関手続きを経る前にラベルが付されなければならない。
カザフスタンでは、靴を生産し輸出している外国の工場45社と交渉を行った。
彼らのほとんどは、1年半前からロシア市場向けに靴のマーキングを行っていたため、カザフスタンで同様のラベル化に対応中である。
カザフスタンの税関も、倉庫でのラベルの適用に向けて積極的に準備を行っている。
メーカーや輸入業者にとってのラベル貼付費用は、平均して靴1足のコストの0.1〜2.5%になる見込みである。
需要者は、専用のモバイルアプリケーションを使ってデータマトリックスコード(Data Matrix codes)をスキャンすることで、商品とその生産地に関する完全な情報を得ることができるようになる。
この新しい電子ラベリングシステムは、カザフスタンの靴市場の48.5%を占める模倣品を最小限に抑えることを目的としている。
電子ラベルは、アルコール飲料、乳製品、その他の消費財など、カザフスタンの他の種類の製品に対しても実施される。
医薬品のラベリング義務化は2022年1月1日から、タバコ製品のラベリングは2020年10月1日から導入されている。
[出典:PETOŠEVIĆ]
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