2022.01.12IPOAPI:商標法改正 2022年1月1日施行
OAPI:商標法改正 2022年1月1日施行
商標、意匠、実用新案、地理的表示に関する新しいOAPI IP法が2022年1月1日に発効した。
変更点は以下の通りである。
1)商標の定義が拡大され、音も含まれるようになる。
2)絶対的拒絶理由に関する実体審査が実施されるようになり、拒絶理由には識別力の欠如、原産地および品質表示等に関する誤認混同の可能性が含まれる。
3)認証マークの登録が可能となる。
4)異議申立は登録前の公告後に申請することになる。
異議申立期間は6ヶ月から3ヶ月に短縮され、異議申立に対する決定に不服がある場合、決定の通知から60日以内に審判上級委員会(High Commission of Appeal)に上訴することになる(現行では3ヶ月以内)。
意匠も同様に異議申立期間は3ヶ月となる。
5)分割出願が可能となる。
6)国際登録に言及した条項がある。
OAPIは2015年にマドリッド協定議定書(マドリッド・プロトコル(以下マドプロ))に加盟し、実務上国際登録を受け入れていたが、今回正式に国際登録に法的根拠が与えられた。
OAPIによると、国際登録はマドプロに加盟しているOAPI加盟国でも有効であり、それはOAPIのマドプロ批准で十分としている。
7)同一の出願に商品と役務を含めることができるようになる。
現在は商品と役務を指定する場合、別々に出願しなければならない。
8)オフィシャルフィーも変更となり、追加クラス毎に追加費用が発生する事になる。
[出典:Lysaght]
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