2022.04.26IP中国:2021 年の知的財産権関連業務統計
中国:2021年の知的財産権関連業務統計
CNIPAは2021年の知的財産権関連業務統計データを発表した。
そのうち特許・商標に 係る統計は以下の通りである。
2021年における外国出願人の中国特許登録件数は11万件で、前年比23.0%増加し、商標登録件数は19.4万件で、前年比5.2%増加した。
そのうち、米国出願人の中国特許登録件数、商標登録件数はそれぞれ前年比32.1%と17.3%増加した。
●特許について
2021年に、中国特許登録件数は69.6万件、実用新案登録件数は312.0万件、意匠登録件数は78.6万件であった。
2021年に、CNIPAはPCT国際出願を7.3万件受理した。
そのうち中国出願人は6.8万件を提出した。
拒絶査定不服審判の結審件数は5.4万件であり、無効審判の結審件数は0.71万件であった。
世界知的財産権機関が区分した35の技術分野の統計によると、2021年末までに、中国国内の特許有効件数の伸びが最も速い3つの分野は、情報技術管理方法、コンピュータ技術、医療技術であり、それぞれ前年比100.3%、32.7%、28.7%増加した。
2021年に、特許出願の平均審査期間は18.5ヶ月に短縮された。
●商標について
2021年末時点の中国の有効商標登録件数は3724万件であった。
2021年に、CNIPAは中国出願人によるマドリッド・プロトコルに基づく国際登録出願を5928件受理した。
商標異議案件の審査を16.4万件完成し、各種の商標審判案件の審理を38.3万件完成した。
商標登録出願の平均審査期間は4ヶ月であり、商標の出願から登録までの期間は7ヶ月に短縮された。
商標異議の平均審査期間は11ヶ月に短縮され、拒絶査定不服審判の平均審理期間は5.5ヶ月に短縮された。
オンラインで提出された商標変更の平均審査期間は24日以内、商標更新の平均審査期間は12日以内であり、商標譲渡の平均審査期間は2ヶ月以内に維持された。
[出典:DEQI Intellectual Property Law Corporation]