ナイジェリア著作権委員会（Nigeria Copyright Commission；略称NCC）は違法書籍の販売業者に対して厳重な取締りを実施し、アブジャの店舗4軒から海賊版の書籍1,600冊を押収した。
押収品の価額をナイジェリアの通貨単位であるナイラに換算すると合計200万ナイラを上回るという。

NCCが行った効果的な海賊版取締作戦は、武装警官の支援を受けた同委員会の諜報員が監視業務の過程で入手した情報が発端となって実施されたものである。
さらに、今回の作戦の過程で3人の被疑者が逮捕されている。

ナイジェリアのクリエイティブ産業にとって、著作権侵害の海賊版は相変わらず最大の課題となっている。
そのため、NCCは今回の作戦を利用して海賊版その他の著作権侵害に対する同委員会の非妥協的な取締り方針をいっそう強化するとともに、著作権侵害の書籍を販売していた店舗の所有者に対して警告状を発行し、常に真正品を販売するよう命じた。