米国特許商標庁（USPTO）は、2024年11月より商標出願手数料を値上げする意向を公表した。
USPTOによると値上げは、業務コストとオフィシャルフィーを適正に合致させるために必要であるとしている。
今回の値上げは、商標登録出願システムの変更と同時期に実施される予定である。

USPTOは現行の商標電子登録出願システム（TEAS）を利用した出願方法「TEAS Standard」（通常の方式）と「TEAS Plus」（一定の要件を満たすことで出願料金が減額される方式）のオプションを廃止する。
これらは単一の基本的な商標登録出願費用に置き換わり、出願のオフィシャルフィーは100ドル上昇する。

また次のようなケースは追加料金が発生する。

・出願時の記載不備の補正 100ドル
・ID Manuaに記載の無い、指定商品・役務の記載 200ドル/区分
・1000文字を超える指定商品・役務 200ドル/超過毎

使用宣誓書の提出や維持手続き費用も上がる予定である。
今のうちにできる手続きがあれば、値上げ前に行う事を勧める。