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2018.03.15IP日本:意匠権侵害の税関差止点数の増加


日本:意匠権侵害の税関差止点数の増加

201832日、東京税関は管内(6都県と成田空港)の2017年知的財産侵害物品の差止状況を発表した。知的財産の輸入差止実績は、前年比22.3%減の19万2611点だった一方で、このうち商品デザインなどを不正コピーした「意匠権侵害物品」の差止点数が前年比で25倍増の5万5355点に上った。中でも、米国大手IT企業のデザインを模倣したイヤホンの差止が目立った。

差止の主な内訳は、ブランドバッグなどの商標権侵害物品10万4671点(前年比27.9%減)、意匠権侵害物品5万5355点(同2510%増)、特許権侵害物品2万588点(同77.9%減)となっている。

東京税関によると、25倍増となった意匠権侵害物品は17年、イヤホンの権利者から意匠権侵害による差止請求があり、6割超を占める3万6436点が同社製を模倣したイヤホンだった。仮に正規品だった場合の推計額は約1億1000万円分に上るという。

点数ベースによる主な仕出し国・地域(輸出国)は、中国81.9%、香港10.7%、フィリピン1.8%、韓国1.7%、ベトナム1.4%の順に多かった。主な品目別では、電気製品29.4%、コンピューター類13.4%、衣類9.9%、携帯電話及び付属品9.6%、バッグ類7.1%の順に多かった。


[出典:毎日新聞]


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