2018.05.29IP中国:ディオールの立体商標登録へ
中国:ディオールの立体商標登録へ
2018年4月26日、世界知的所有権デーの日、中国最高人民法院が法廷を開き、フランスのクリスチャン・ディオール社が商標登録を出願し拒絶された案件の再審に関する公開審理を行った。この日の判決では、一審と二審の決定が取り消され、国家工商行政管理総局の商標評審委員会へ差し戻された。
ディオール社は、同社の香水「ジャドール」の容器の国際登録を行っているが、2015年7月13日、商標局は申請された商標について、「識別性」を理由に拒絶している。
その後、ディオール社は商標評審委員会に再審を求めたが、認められなかった。そこで同社は行政訴訟を提起したが、一審と二審いずれも認められなかったため、最高法院に提訴していた。
2018年4月26日当日、同案件は最高裁の第一法廷で審理され、法廷の調査と双方の十分な弁論を経て合議制法廷が判決を下し、商標評審委員会に対して、国際登録第1221382号を改めて審査するよう決定した。
この日の法廷はマルチメディアによる中継が行われ、国内外の多くのメディア、知的財産権関連の学者代表、世界知的財産権機構の代表、一部の中国駐在機関および民間人60人余りが傍聴した。
[出典:CRI]
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