前号でもお伝えした商標法改正に伴う使用宣誓書について、登録から5年目から6年目にかけて使用宣誓書は必須となることはお伝えしたが、更に以下が判明した。
この使用宣誓書はまず、2018年01月12日から2019年06月02日までの間に登録5年目を迎え、且つ6年未満の登録商標に対して適用される。従って、この要件が課される最初の登録商標は2023年01月12日から2024年06月02日までに更新期限を迎える商標となる。
この要件を適用するにあたり、商標局は政令が施行される2019年06月02日から1年間の猶予期間を付与する予定である。この間は期限後の支払いに関しても追加費用は発生しない。
従って、使用宣誓書の最初の提出期限は2020年06月02日となる。
例えば、2023年10月03日に更新期限を迎える商標について、使用宣誓書の提出期限は2020年06月02日となる。
2024年08月10日に更新期限を迎える商標について、使用宣誓書の提出期間は2019年08月10日（5年目）から2020年08月10日（6年目）となる。
更に商標局は使用宣誓書の提出期間内に提出されず、更新と同時に提出された使用宣誓書に係る年金について、減額を検討している。この場合、当該商標が更新期限までに使用されることを前提に、登録5年目から6年目にかけて不使用宣誓書の提出が認められ、更新も可能となる。
上記について更なる詳細が分かり次第、IPニュースでもお伝えする予定である。