2007.05.24IP中国:深川、知的財産権に関する厳しい取締り
中国:深川、知的財産権に関する厳しい取締り
深川警察は2006年1月から11月の間に、1億30万人民元(1,280万USドル)の経済的損失に相当する知的財産権を侵害したとされる94人の容疑者を逮捕した。知的財産権侵害関連の事件を追跡するため、深川公安部は経験により選抜された14名の警官から成る特別チームを設置し、そのチームは2007年には22名編成に増員する事が見込まれている。
深川が世界最大の模倣品中心地のひとつだという事から考えると、取締官の数が飛躍的に伸びる事を期待したい。
- 解説
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深川といえば、北京、上海、広州と並ぶ模倣品のメッカ。製造、販売どちらも精力的に行われている地域である。中国の模倣品は国内にとどまらず、そこから海外に流出する。深川で取締官の数が増やされたということは、それだけ中国政府の模倣品についての取り締まりの姿勢が強まったということだ。
ここ数年、「中国の模倣品取締は以前に比して熱心になってきた」と実感する声も、海外企業の知財担当者から聞こえてくる。きちんと取り組む姿勢には共感できる。適切な人数の配置が実現できたら、今度は適切な、且つ、迅速な処理が望まれるところだ。
[出典:MMLC Group]
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