2022.12.27IP台湾:2023年から特許及び商標の登録証が電子化
台湾:2023年から特許及び商標の登録証が電子化
台湾特許庁は11月16日、2023年1月から特許及び商標の電子登録証申請を開始すると発表した。
利便性を考慮して、新たな制度は電子登録証の発行を強制せず、出願人は特許証書発行の申請時又は商標登録料の支払い時に、電子登録証又は書面による登録証を選択できる。
また、書面による登録証が必要になる場合も考慮し、電子登録証による受領を選択した人は、必要に応じて登録証の書面による写しを請求できる。
出願人は、台湾特許庁から証書発行通知に関する通知を受け取ってから6か月以内に指定のWebサイト及び認証コードを利用して電子登録証をダウンロードするか、電子申請システム(E-SET)の電子送付サービスを用いて電子登録証を取得する。
台湾特許庁が発行する電子登録証にはPDFファイル形式が採用されるが、特許及び商標の登録証は出願人の権利の象徴であるため、偽造防止機能を備える必要がある。
そこで、登録証にはデジタル署名とQRコードが搭載され、真偽性及び内容の正確性を確かめる必要がある場合、台湾特許庁のシステム上に証書の電子ファイルをアップロードするか、登録証上のQRコードをスキャンするだけで、すぐに登録証の有効性を確認でき、最新の権利状態を取得できる。
[出典:Wisdom International Patent & Law Office]
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