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2025.06.10IPジョージア:逐語的解釈(literal interpretation)の原則について


ジョージア:逐語的解釈(literal interpretation)の原則について

2024年3月8日に施行された改正商標法(ジョージア:商標法改正〈2024年3月8日施行〉)での、「逐語的解釈(literal interpretation)」の原則に関する運用方針が明らかになってきたため、以下に概要を共有する。

改正後は、「逐語的解釈(literal interpretation)」の原則が導入され、クラスヘディングや一般的な用語を用いた場合、その記載文言に含まれる具体的な商品または役務のみに商標権が及ぶと解釈される。
すなわち、クラスヘディングのみの記載では、当該クラスに属するすべての商品・役務が自動的に保護されることはなく、権利範囲は明示された対象に限定されることとなる。

これを受け、ジョージア知的財産庁(Sakpatenti)は、商標権者に対し、商品・役務の内容を具体的かつ明確に補正するよう促している。
補正の期限は改正法施行日から5年以内、すなわち2029年3月7日までとしているが、実務上は2024年3月8日以降に行われる最初の更新時が補正の機会であると捉える有識者が多数いる。
権利範囲に関連するため、商標の権利化を委任している専門家に確認を取ることが望ましい。


[出典:Papula-Nevinpat]


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