2019.11.26IP韓国:ショッピングサイトにおける権利者保護強化へ
韓国:ショッピングサイトにおける権利者保護強化へ
最近韓国のショッピングサイトが権利者保護を強化している。
これまで、サイトの運営者は知識財産権権利者から申告を受けた場合にのみ対応する方法で侵害品に対し消極的な姿勢をとってきたが、最近は自社のモニタリングシステムを強化し、侵害疑義製品が発見される場合、自発的にサンプル製品を購入し権利者に鑑定を要請するなど、ブランド保護により一層活発な役割を担う方針に変更している。
韓国の主なショッピングサイトであるNaver、Coupang、11st、およびeBay(auctionおよびgmarket)は、現在このような新しいシステムを施行している。特にNaverはすでに「one-Strike rule」を適用し、Naverスマートストア(オンラインショッピングモール)で侵害品が発見される場合、販売者のIDを永久停止させるなど積極的な措置を取っている。またこれらのショッピングサイトは独自のモニタリング結果を分析し、その中の悪意的または反復的な販売者に対しては管轄機関に刑事捜査も依頼するとしている(一部のサイトはすでに捜査依頼を開始している)。
権利者のenforcement効果を高めるために、このようなプログラムを有効に活用し、サイト運営者と緊密に協力することが重要といえる。
[出典:KIM &CHANG]
最新のIPニュース
- アメリカ:改正により導入された情報不足加算料の詳細2024.12.10
- 台湾:商標の誤認混同のおそれの有無を判断する際の重要な参酌要素2024.12.10
- アメリカ:システム誤作動による放棄通知発行2024.12.10
- 中国:商標抹消登録手続きに関する指針を発表2024.12.10
- アイスランド:オフィシャルフィー改定(2025年2月15日)2024.12.10
- カナダ:オフィシャルフィー改定(2025年1月1日)2024.12.10
- アメリカ:オフィシャルフィー改定(2025年1月18日適用)2024.11.26
- リビア:書類提出時の新たな規則(2024年05月01日施行)を撤回2024.11.26
他カテゴリのニュースを見る