2008.07.15IPポーランド:オンライン出願開始
ポーランド:オンライン出願開始
ポーランドで知的財産権に関する出願登録手続きの電子化に関する首相令が施行された。同令は2008年5月15日に発表され、2008年5月23日付公報89号で公布された。また、書類2008・0017・PL号により、2008年1月14日のEU委員会にも通知されている。
首相令は発明、医薬品、種苗、実案、意匠、商標、地理的表示、集積回路のオンライン出願に関する技術的条件を定めている。同令によれば、今後知的財産権の取得と維持に関する諸手続は全て、所定のフォーマット形式で、特許庁の業務時間内に電子文書として提出されなければならない。必要な書式はポーランド特許庁のWebサイトからダウンロードできる。出願書類に技術関連の書類を添付する場合には、後日同文書のハードコピーの提出が必要である
- 解説
- ポーランド特許庁設立90周年目の節目を迎えた今年、とうとう電子化出願が始まった(ちなみに最初の商標登録は1924年4月11日、最初の特許査定は1924年4月24日だそうだ)。同国では電子化による手続の簡素化が着々と進められている様子が伺える。同庁のウェブサイトを参照すると「ほぼ2年前、EPOへの最初の電子出願はポーランド特許庁を経由したものでした。」や「委任状提出のための費用の支払いは「印紙」ではなく直接庁に支払うように」などという解説が目につく。各国でぞくぞくと電子化出願が進む中、未だにWIPOのマドプロ出願が紙出願っていうのはどういうことだっ?
[出典:PATPOL]
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