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2021.06.22IP中国:2020年中国知的財産権保護状況白書を公表


中国:2020年中国知的財産権保護状況白書を公表

4月25日、中国国家知識産権局は『二〇二〇年中国知的財産権保護状況』白書を公表した。
多方面から2020年中国知的財産権保護の実践方法、進展状況および知的財産権保護業務の成果を総括している。

保護成果面では、2020年の中国知的財産権保護の成果は各国のイノベーション主体と国際社会に広く認められた。
知的財産権保護の社会満足度は過去最高を記録し、80.05点(百点満点)に達した。
世界知的所有権機関が発表した2020年グローバルイノベーション指数報告によると、中国の順位は14位である。

制度構築面では、2020年、中国は知的財産権の関連法令を4件改正、公布し、知的財産権保護関連の司法解釈を6件公布し、知的財産権保護関連政策文書を20余件発表、実施し、知的財産権保護関連国家基準を2件公布した。

審査登録面では、白書は、各種知的財産権の審査登録数は増加傾向にあり、審査の質と効率は著しく向上したと指摘している。
2020年、中国の特許の付与件数は53万件で、1万人あたりの特許保有件数は15.8件に達した。
商標登録件数は576万1,000件で、国内出願者によるマドリッド協定議定書に基づく国際登録出願件数は7,553件で、マドリッド協定議定書加盟国の中で第3位であった。
著作権登録総数は503万件9,000である。高価値専利の審査期間は14か月に短縮、商標登録平均審査期間は4か月に短縮された。

国際協力面では、白書は、2020年、中国は世界知的所有権機関(WIPO)などの国際組織および各国各地域の知的財産機関との交流協力を引き続き深めたと指摘している。
視聴覚的実演に関する北京条約が発効し、地域的な包括的経済連携協定(RCEP)、中国・EU地理的表示に関する保護協力協定が正式に締結され、世界の知的財産権管理体制のより公正で合理的な方向への発展を促進した。

中国は1994年に最初の知的財産権保護状況白書を公表し、1998年より、年度ごとに編纂、公表し、現在20数年にわたって続いている。


[出典:集佳知識産権代理有限公司:国家知識産権局政務WeChat]


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