2021.07.27IPCIS:独立国家共同体、虚偽の商標及び地理的表示抑止協力に関する協定に署名
CIS:独立国家共同体、虚偽の商標及び地理的表示抑止協力に関する協定に署名
2021年5月28日、独立国家共同体(CIS:アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、モルドバ、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタン)のメンバー国は、1999年6月4日に締結された既存の協定に代わるものとして、「虚偽の商標及び地理的表示の使用防止及び抑止協力に関する協定」(the Agreement on Cooperation in Prevention and Repression of the Use of False Trademarks and Geographical Indications)に署名した。
新協定は、虚偽の商標および地理的表示を付した商品の生産と販売を防止、検出、抑止するための措置を締約国共同で計画し実施するための現行の規制の枠組みを更新し拡大する。
また、関連情報の交換、工業所有権分野における共同研究の推進、セミナー・会議の開催等、他の協力形態も見込んでいる。
1999年の協定の規定はロシア、タジキスタン、カザフスタンが過去10年間に世界貿易機関(WTO)に加盟したため、更新されている。
この新たな協定において、WTO加盟国である締約国は知的財産権の貿易関連側面に関するWTO協定(TRIPS協定)に定められた義務を再確認する一方、非WTO加盟国はTRIPS協定に定められた原則及び規則に従うことを約束している。
新協定は、第三者がこの協定の効力発生に必要な国内手続の履行に関する書面による通知を寄託した後30日以内に効力を生ずる。
両当事者がその後に国内手続を履行する場合、本契約は、両当事者が書面による通知を寄託した日から30日後に発効する。
[出典:PETOSEVIC]