2022.08.23IPインド:商標異議申立の長期停滞案件の対策
インド:商標異議申立の長期停滞案件の対策
2022年3月現在、インドの5つの商標登録局では227,203件の異議申立案件が係属中の状態にあり、審理待ちの案件も多数ある。
デリー高等裁判所は、今年3月商標庁に対し長期停滞案件問題の解決案を提示すること、全ての係属中の異議申立案件の年度別の詳細と、どの段階で停滞しているかを明示することを指示した。
2022年5月10日に商標庁が提出した文書では、全ての遅延の主な理由は、人員不足であることが明らかにされている。この問題を解決する為、30人の審査官(契約ベース)の採用がすでに承認されており、2022年末までに合計59人を配置する予定であるとしている。更に、アシスタント審査官の採用と昇進、係属中の案件を迅速に処理するための調停・和解の推進も目標に掲げられている。
30人の新しい審査官の採用と研修は現在完了しており、異議申立案件への選任が進んでいる。異議申立の審理は、古い案件から処理されることになっており、最新の情報が入り次第、また共有をする。
[出典:Remfry & Sagar]
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