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2025.04.08IPバハマ:商標法施行


バハマ:商標法施行

2024年商標法が2025年2月1日から施行された。
この新法は、1906年の旧法を置き換え、バハマの商標制度を現代化し、国際基準に適合させることを目的としている。
主な変更点は下記の通りである。
・サービスマークの導入:これまで商品にのみ適用されていた商標保護が、サービスにも拡大された。

・国際分類の採用:従来の英国1938年商標法に基づく分類から、ニース分類(Nice Classification)への移行が行われ、国際的な分類システムに準拠する形となった。 

・登録期間の変更:商標の登録有効期間が従来の14年から10年に短縮され、以後10年ごとの更新が可能となった。 

・保護対象の拡大:商標の定義が拡張され、色彩、立体形状、ホログラム、動きのある画像、音、香り、味、触感など、多様な要素が登録可能となった。 

上記改正に伴い、料金体系も変更となる予定である。
なお、新法施行後も関連する細則が未だ確定しておらず、バハマ知的財産庁(BIPO)は新規申請の処理を一時停止している。
ただし、申請自体は受け付けており、出願日を確保することは可能である。


[出典:Ogier’s Intellectual Property, HSM IP LTD]


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