2018年3月27日号でお伝えした通り、中国は国家知的財産権局を再編し、国家知的財産権局(SIPO)の業務、国家工商行政管理総局(SAIC)の商標管理業務、国家質量監督検験検疫総局(AQSIQ)の地理的表示管理業務を統合する。
これについて、SIPOは2018年6月12日付で、地理的表示（GI）製品の保護申請10件を受理したと発表した。国家知的産権局が地理的表示製品保護申請を受理するのはこれが初めてとなる。
10件の地理的表示製品は棗、コメ、昆布等で、それぞれ河北、安徽、福建、湖南、広東、広西、四川、貴州、新疆からの申請となる。
また、6月25日にはSIPO局長と欧州委員会農業・農村開発総局長官が会談し、中国とEUのGI保護に関する協力について意見を交わしている。