2019.01.16IPユーラシア経済連合:知的財産制度統一への動き
ユーラシア経済連合:知的財産制度統一への動き
ユーラシア経済連合(EAEU)は、ロシアを中心に2015年01月01日に発足し、現在、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギスの5か国が加盟している。同連合は長年統一知的財産制度の設立を模索しているが、この動きを加速する2つの重要な文書が2018年12月06日に発行された。
1つはEAEU税関登録簿の運営規則に関する実行計画で、2018年10月30日に採択され、2018年12月06日に発効したものである。
実行計画はEAEU加盟国税関及び権利人が従うべき手続を規定するもので、特に新しい情報が含まれているわけではないが、EAEU税関登録簿の運営に必要な最後の書面であるという意味で重要である。
もう1つはユーラシア経済委員会(EEC)が締結したEAEU商品・役務商標及び原産地名称に関する協定である。同協定はEECが施行細則を採用次第、発効され、2020年を予定している。
この締結により、EAEU各加盟国における交渉段階は終了し、今後はどのように商標・原産地名称の共通スタンダードを実行しているかを確認する技術段階に入ることになる。
[出典:SD PETOSEVIC]
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