2019.06.25IP中国:東京五輪会場で撮影した映像のSNS投稿について
中国:東京五輪会場で撮影した映像のSNS投稿について
中国メディア・新京報の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントは2019年06月05日、2020年の東京五輪で観客が競技会場で撮影した動画や音声を無断でSNSなどに投稿することが禁じられることを伝えた。この知らせは中国でも物議を醸した。
このルールは東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が実施した観戦チケット抽選予約受付の利用規約の「第33条(撮影)」に記されていたものである。チケット保有者は会場内において写真、動画を撮影し、音声を録音することができるが、これらのコンテンツに係る知的財産権は国際オリンピック委員会(IOC)が単独で保有しており、申請せずに使用した場合は違法行為と見なされるという。動画や音声はSNSなどネットに投稿することが禁じられるが、非営利目的の写真は対象に含まれない。
記事は、この規約について日本のネットユーザーから、個人的使用も許さないのであれば、税金を投入するべきでない、もはや金にまみれた五輪であることが決定的でみんなが楽しめるようなイベントではなく、スポンサーとテレビが利益を得るための興行だ、などといった批判の声が上がっていることを紹介した。
これを受けて中国のネットユーザーからも折角のイベントにSNSを使用できないことで注目度が下がるという懸念や、日本が今年出国税を課したことと合わせ、五輪ビジネスになっているとの批判等の声が寄せられている。
[出典:Record China]
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