2019.10.08IP中国:北京インターネット法院設立1年目の白書公表
中国:北京インターネット法院設立1年目の白書公表
2019年09月03日、北京市高級人民法院及び北京インターネット法院は共同で北京インターネット法院設立 1 周年記者会見を開催し、「北京インターネット法院裁判白書」(以下、「白書」という)を公表した。「白書」に よると、2018年09月09日から 2019 年08月31日までに、北京インターネット法院は合計34,263件の事件を受理し、25,333件が結審した。 そのうち、2018年に受理した案件は3040件で、結審した案件は2540件であり、2019年に受理した案件は31223件で既に結審した案件は22793件であった 。
これらの数字により、3つの特徴がみられる。1つ目は結審数が倍増し、インターネット技術により訴訟の周期が短縮され、審判の効率向上において成果が見られる。2つ目は知的財産案件に関連する案件率が高く、北京科学技術イノベーションセンタ及び文化センタとしての役割が反映されている。最後に新しいタイプの案件が多く、インターネット新技術、新しい業務形態、新しいコンテンツの大きな成長を反映しており、規範化が急務である。
白書によれば、上記期間における統計データは次の通りである。
著作権の権利帰属、権利侵害紛争80%
ネットショッピング契約紛争13%
インターネット権利侵害紛争7%
[出典:Beijing East IP]
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