2012.06.12IPオーストラリア:オフィシャルフィー値上げ 他
オーストラリア:オフィシャルフィー値上げ
オーストラリア特許庁はこのたびオフィシャルフィーの値上げを発表した。
大半の値上げは2012年7月1日より行われるが、出願費用の変更のみ2012年10月1日から適用される。
[出典:オーストラリア特許庁]
ポルトガル:オフィシャルフィー値上げ
ポルトガルでは2012年5月31日にオフィシャルフィーが変更され、2012年6月10日に発効される。
これにより以下の手続きについてオフィシャルフィーが値上げされる。
2012年6月10日以降の商標出願
2012年12月10日以降が期限となっている更新
2012年12月09日までに期限を迎える更新費用は旧価格のままである。
[出典:Raul Cesar Ferreira]
カザフスタン:新商標法採用
カザフスタンでは知的財産権に関する改正法が2012年1月31日より施行されている。
主な特徴は以下の通り:
- 登録商標の使用猶予期間が民事・商標法ともに3年と定まった
- 方式審査の期間が出願日から2ヶ月以内から1ヶ月以内となった
- 実体審査の期間が出願日から12ヶ月以内から9ヶ月以内となった
改正法ではその他意匠の登録期間が出願日から10年から15年に変更される等、商標以外の分野にも変更が発生している。
[出典:Tagbergenova & Partners]
ミャンマー:1商標多区分制度導入の動き
ミャンマーの登録庁はかつて1商標1区分での出願を受け付けていたが、現在、一部の登録官が多区分による出願を受け付けている。
ただし、受理されるか否かは登録官の裁量によるところが多く、未だ不明点が多いのでご注意されたい。
[出典:Tin Ohnmar Tun & The Law Chambers]
フィリピン:マドプロへの加盟
フィリピンでは2012年4月25日にマドプロへの加盟が決定し、2012年7月25日より施行される予定である。
[出典:Bengzon Negre Untalan Intellectual Property Attorneys]
ジブチ:新商標法
ジブチでは2009年に新商標法が公布されたが、現在に至るまで施行細則が定まっていない。
しかし2012年3月に政府が産業省直下の商標庁を設立し、WIPOの協力のもと必要な設備と職員の教育が行われており、2012年後半には細則が公布される予定である。
その特徴は以下の通り:
- 指定商品等についてニース国際分類第10版が採用される
- 出願から登録までにかかる期間:約3ヶ月
- 登録期間:出願日より10年
- 異議申立期間:1ヶ月
- オフィシャルフィー:現在の10倍となる見込み
[出典:NJQ]
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